どうもエモです。
春一番の風が吹き荒れていますね。
もうそこまで春は来ているのでしょう。
しかし、今年の冬はそれほど寒くなかったように感じます。
寒暖差で体調悪くしないようにしないと。
我が家は受験と卒業と色々体調を崩したらマズイ時期です。
皆様もお気をつけて。
本日のお題はグリスアップ。
お得意様のYZ250FXのメンテナンスをご依頼いただきました。
オフロードを走ると可動部の汚れ、グリス切れなど、メンテナンス
を怠ると、ダメージが蓄積され、思わぬ出費を招くこともしばしば。
私も経験済み。過去のブログ参照ください。どこに書いたかは
覚えてない。。。(苦笑)

まずはステアリング。フレームとフロント周りを繋ぐ重要な稼働部。
度重なる汚れと洗車の繰り返しで、グリス切れを起こす前にメンテ。

グリスはまだ残っていましたが、汚れと混ざり、よろしくはない状況。

フレーム下から見た画↓。汚れが付着してます。

取り外した上部のベアリングを綺麗に清掃。↓

ステムベアリングの受け側のレースも綺麗にします。↓

防水性が高く、耐圧性の優れたベアリンググリスを使用します。↓

ベアリングを指でクルクル触るだけでも違いが分かるほど。
上下ベアリングとレースに塗りこみます。↓↑

ついでに外すところにも気にしておきましょう。
ブレーキペダルの軸なんかも踏み込みのフィーリングが激変します。↓

あ~早く踏みたい欲が高まってきます。(踏みたい欲てなんやねん。。。)

さて、スイングアームとリヤサスペンションのリンクも外しましょう。↓


ここがやっぱり一番です。泥はねをダイレクトに受け、ズブズブな沼に入れば、
水に浸かるし。。。過酷な状況を強いられるお役目のベアリング達。。。


ニードルベアリングは分解可能です。↑↓市販車には耐久性のある固形のグリス
が封入されてあることが多いようです。私の市販トレールWR250Rもソレでした。もちろん、林道やオフロードも良く行くので、グリスアップはし直してます。でも以前ここのリンクが固着して、最悪の時がありました。
随分触っていないとか、やったことないという方は是非ご依頼ください。

リンクのベアリングです。↑
スイングアームも外して、同じくグリスアップし直します。↓


左がグリスアップ後、右は清掃前。↑
リヤサスペンションの動きはそれを受け止めるリンクとそれを介して
リヤタイヤへつながるスイングアームとの間のこの子達が仕事をしてこそ
本当の動きになりますから、とても重要なんです(^^♪↓

グリスアップをする前と比べると、明らかに滑らかに動く可動部。
早く走りたくなる衝動を抑えきれない。(メンテナンスした私がね)
これは本題とは別ですが、ラジエータの修理。。。のはずがラジエータ
専門の修理工場へ持ち込みました。。。が、無理でした。
厳しいかな。。。とは思っていましたが。↓

ということで、新品へ交換。クーリングファンも潰れていたので、こちらも
併せて交換。ラジエターガードは付けていましたが、前からの衝撃は防ぎきれずにダメージを受けました。

ガードとフレームの受けもダメージありましたが、修正して組直し。
ということで、気持ちよくバシッと修理完了。
春の気持ちよいレースへ向けて、練習行きましょう( *´艸`)
リンクやステム系のベアリングはオフロードバイクだけではなく、
様々なバイクに言えることですので、リフレッシュ作業のご依頼
お待ちしております。走りが気持ちよくなるはずです。
春はすぐそこまで来ていますね。
今年も楽しくオートバイに乗りましょう!!!
工場 タカ